Trapcode Particularでモコモコした煙を作ってみる

今回はTrapcode Particularを使ってモコモコした煙を作成してみましょう。
ミサイルの煙煙突の煙等を再現するのに役立つかと思います。

タバコの煙湯気を作りたい方はこちらをご覧ください。
湯気も作れる?Trapcode Particularを使った超リアルな煙の作り方

※Trapcode Particularは標準のAfter Effectsには含まれていないプラグインです。

STEP 1: 煙の作成

まずは平面を作成し、Trapcode Particularを適用して下さい。

その後、以下を参考に各プロパティを調整して下さい。

いくつか分かりづらいプロパティがあるので、以下で説明します。

Particleグループ
Life – 粒子が発生してから消えるまでの時間
Size over Life – 粒子が発生してから消えるまでのサイズの変化、グラフで設定
Opacity over Life – 粒子が発生してから消えるまでの不透明度の変化、グラフで設定
STEP 2: 煙の発生点の設定

次に煙の発生点を調整していきましょう。

上と同じ設定の場合はライトが発生点となっているので、まずはライトを作成する必要があります。
尚、このライトの名前は「Emitter」にしてください。それ以外だと認識しません。

そしたら、ライトの位置プロパティに好きなようにキーフレームを打って下さい。
このとき、「2画面」を活用するとかなり楽になります。

STEP 3: 仕上げ

これで煙の基本設定は完了したので、後は仕上げをしていきます。

ライトの光を可視化したい場合には、Trapcode Luxプラグインを使用します。
最初に平面を作成し、その平面に「Trapcode」>「Lux」よりエフェクトを適用して下さい。
その後、以下を参考に各プロパティを調整して下さい。

Point Lights > Intensity: 300.0
Softness: 0.0

次に、速度を強調する為にカメラを作成し、カメラの位置プロパティにウィグラーを適用して下さい。

周波数: 5.0
強さ: 10.0

必要に応じて、キーフレームの調整や削除をしましょう。

後は火花・チリ用のParticularをお好みで追加して完成です。