ウィグラーとモーションブラーを使ってみよう
今回は、ウィグラーとモーションブラーについての説明を同時にしていきます。
ウィグラー・モーションブラー共に重要なテクニックで、特にモーションブラーは動画のクオリティを高めるのにとても有効です。
説明だけでは曖昧ですので、実際にテキストの位置プロパティにウィグラーをかけてみましょう(文字を揺らしてみましょう)。
始めに、テキストレイヤーを作成してください。
すると、自動的に文字を打てる状態になるので、好きな文字を入力してください。
テキストのサイズ・フォント等の詳細設定は、文字(・段落)パネルから可能です。パネルが見当たらない場合は、「ウィンドウ」メニューよりパネルを開いて下さい。
まずは、ウィグラーをかける範囲を指定してやる必要があります。
今回は、最初と最後のフレームの位置プロパティに今の値のままキーフレームを打ってください。
以下の○中の◆をクリックすることで、値を変更しないでもキーフレームを打つことが可能です。
次に位置プロパティ(ストップウォッチ右の「位置」の文字)をクリックし、最初と最後のキーフレームを同時に選択してください。
ここで選択したキーフレーム間にウィグラーをかけていきましょう。
「ウィグラー」パネルより、ウィグラーの各設定を以下のように設定してください。
これらはお好みで調整し、全て設定し終わったら「適用」を選択してください。
すると、大量のキーフレームが自動で打たれます。
しかし、これだけの速度で動いている物になんのブレもないのは不自然です。
そこで、モーションブラーをかけてみましょう。
勿論、○をクリックしていなくても、レンダリングではモーションブラーが適用された動画が出力されます。
モーションブラーの詳細設定は、コンポジション設定の「高度」タブから可能です。
シャッター角度 … ブラーの強さ【0 ~ 720】
シャッターフェーズ … ブラーをかける位置(本来の位置より前か後ろか)【-360 ~ 360】
フレームあたりのサンプル数 … ブラーの滑らかさ【2 ~ 64】
最大適応サンプル数 … ブラーの滑らかさの最大値【フレームあたりのサンプル数 ~ 256】
モーションブラーを使いこなせるかどうかで、動画のクオリティはかなり変化します。
まずは、モーションブラーを使うべき動画かどうかを判断できるようになることが大切です。
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