動く物の軌道を表示してみる
2013/2/21|
Category:
今回は、動く物の軌道をはっきりと見えるようにしてみましょう。
サッカー等のスポーツ番組でよく見かけるアレです。
STEP 1
まずは動画をAfter Effectsに読み込み、それを直接「タイムライン」にドラッグ&ドロップしましょう。
すると、自動で動画に対応したコンポジションが作成されます。
STEP 2: モーショントラッキング
次に、軌道を表示したい対象物をモーショントラックして下さい。
※まだ適用はしないで下さい。
STEP 3: モーションパスのコピー
すると、動画のレイヤーの「モーショントラッカー」>「トラッカー 1」>「トラックポイント 1」中の複数のプロパティにキーフレームが打たれています。
その内の、「アタッチポイント」のキーフレームを全て選択し、「Ctrl + C」でコピーして下さい。
STEP 4: モーションパスをマスクに
次に、このコピーしたモーションパスをマスクに変換しましょう。
まずは、以下の手順で動画のレイヤーに新規マスクを作成して下さい。
動画のレイヤーの上で右クリック >「マスク」>「新規マスク」を選択
そしたら、そのマスクの「マスクパス」プロパティを選択し、「Ctrl + V」で先ほどコピーしたものを貼り付けて下さい。
すると、モーションパスがマスクに変換されます。
STEP 5: パスの可視化
次に、このマスクを「ベガス」エフェクトを使って可視化しましょう。
動画を選択 >「エフェクト」メニュー >「描画」>「ベガス」
各プロパティは以下のように調整して下さい。
それ以外の、「レンダリング」項目はお好みで調整して下さい。
STEP 6: エクスプレッションの追加
そしたら、後は「長さ」・「回転」プロパティにエクスプレッションを追加して下さい。
上のコードが「長さ」・下が「回転」です。
time * 0.24
time * -360 * 0.24
※▲「0.24」は必要に応じて調整して下さい。
これで完成です。